大日如来

  • 大日如来

    大日如来 金剛界

  • 大日如来

    木曽桧材 寄木作り 総高110cm

梵名

摩訶毘廬遮那(まかびるしゃな)如来、または大毘廬遮那如来。

密教では最高至上の絶対的な教主として尊敬されている。「日輪の光のごとく偉大で、しかもその智慧の光明は昼夜の別なく遍照すること日輪以上なり。よってこの仏を大日如来と名づく」と、空海(弘法大師)によって紹介された。

諸仏、諸菩薩を統一する中心の本尊として、多くの諸仏を総括統一した仏世界の図表ともいうべき金剛界、胎蔵界の曼荼羅とともに、日本にもたらされた大日経と金剛頂経は真言宗では教義の根本とされ、大日如来が本尊としてまつられるようになった。

金剛界、胎蔵界の両曼荼羅ともに中心に大日如来がおられ、金剛界は智慧の大日如来(智拳印)、胎蔵界は慈悲の大日如来(法界定印)がおられる。

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