不動明王
桜材 総高 40cm
阿遮羅曩駄(あちゃらなーとは)といい、不動または無動と呼ぶ。
五大明王の中尊像で、大日如来が一切の悪魔を降伏させるための変化身といわれている。
右手の利剣は忿怒(ふんぬ)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)の三毒を切り払う智慧をあらわし、さまざまな煩悩の悪魔を切り、左手の索(さく)は、衆生が迷いの道に陥らんとするとき、この索で縛って救うものとしている。
背に負っている大火焔は、一切の煩悩を焼き尽くす大慈悲の徳をあらわしている。